4/19~4/20に徳島県にて開催されたTOYOTA GAZOO Racing Rally Challenge第3戦 八ヶ岳 茅野にGLWレーシングチームが参戦しました！
前回はドライバー大野秀昭、コ・ドライバー神田亜季の体制で参戦しましたが、今回はドライバー岡崎善衛、コ・ドライバー神田亜季で臨みました。
今シーズンより、ラリーチャレンジの運営規定により元F3ドライバーの岡崎善衛はC-2ではなくE-1クラスでの出走のみが認められる運びとなり、初めてのクラスでの出走をしました。
結果はなんと初出走にして2位表彰台を獲得しました！
E-1クラス初出走にして2位表彰台を獲得する岡崎善衛と神田亜季
八ヶ岳連峰が一番よく映える麓である茅野市では満開の桜の中での開催となり、山の豊かな自然が丸ごとラリーの開催を祝福してくれているような雰囲気を味わうことができました。
淡いピンクに色づく桜並木の23kmにも及ぶリエゾン区間を通り抜けた後の最初のSS1では、元々グラベルタイヤで挑んだこともあり、最下位タイムを記録してしまいました。
想定の範囲内ではあるものの、今後のジャンプアップが求められるスタートとなりました。
続くSS2は今大会最長のグラベル区間でした。
想像以上のグラベル路でリアが逃げたり掘ってしまったりという難しい路面で、トップから6秒落ちの4位で終えました。
後のSS3ではパーク内の短いターマックでしたが、こちらでも感覚を掴むことができず、トップから1.7秒落ちの4位で終えました。
午前中3SS暫定で最下位というタイムで折り返しましたが、徐々にドライバーとコ・ドライバーの息が合ってきていることを感じ、午後からの巻き返しにまだ期待が持てる内容でした。
不甲斐ない午前中の結果にも動じずに余裕の表情を見せるドライバー岡崎善衛
後半のSS4ではセッティング上の微調整も功を奏し、またバス停の区間では敢えて遠回りの道を選択してコーナリングスピードを上げる作戦を採用したこともあり、SS1から3.2秒縮めることができました。
続く今大会の要であるSS5では前回SS2からの反省も活かした適切なシフトマネジメントを行うことができ、またドライバー岡崎善衛の引き出しの多さを遺憾なく発揮し、
午前中から10.2秒縮めるという驚異的なステップアップを果たしました。
トップタイムからは2秒落ちになりましたが、総合3位のチームには9秒のギャップを作ることができました。
最後のSS6ではトップからコンマ5秒落ちの3位に沈みましたが、SS5でのジャンプアップが大きな要因となり、最終的にクラス内2位という結果を収めました。
元々車両の改造の余地がほとんどないC-2クラス向けに作っているクルマでの出走で、ここE-1クラスで表彰台圏内に入れ、ドライバーとコ・ドライバーの実力の高さを証明できたレースでした。
SS4で奇策に打って出る岡崎・神田ペア
ドライバーの岡崎善衛はラリー競技においてさらにステップアップできるポテンシャルを有しており、
またコ・ドライバーの神田亜季も昨年は精彩を欠くナビゲーションが目立っていたものの今回でターマック・グラベルともに感覚を掴むことができたと振り返っていました。
チーム全体としての成績が徐々に上がってきており、総監督の佐々木良典もマネジメントのしがいを感じることのできた週末となりました。
本来得意のパーク内SSでは思ったような結果が出せなかった岡崎善衛
今シーズンはレギュレーションの関係上ドライバーが岡崎善衛の週末はE-1クラスでの出走、大野秀昭の週末はC-2クラスで出走となります。
どちらのクラスでも全力で走りますので、今後とも応援よろしくお願いいたします！
次戦はドライバー大野秀昭、コ・ドライバー杉浦真吾の体制で、Rd.4の富士 裾野に出走する予定です。
最後の振り返りで優勝したかのようなドヤ顔をする岡崎・神田ペア。準優勝です。
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