【レースレポート】TOYOTA GAZOO Racing Rally Challenge第4戦

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5/10~5/11に静岡県にて開催されたTOYOTA GAZOO Racing Rally Challenge第4戦 富士山すそのにGLWレーシングチームが参戦しました!
前回はドライバー岡崎善衛、コ・ドライバー神田亜季で参戦しましたが、今回はドライバー大野秀昭、コ・ドライバー杉浦真吾の体制で臨みました。
今回は様々なトラブルに見舞われ、涙の9位に沈む結果で終了しました。

出走前に自動車ジャーナリストの山本シンヤさんと写真を撮るGLWレーシングチーム。まだ雰囲気は明るい。

トヨタ自動車東富士研究所も位置する裾野市はクルマ文化・モータースポーツ文化の根付く気持ちの良い空気で、そこに荘厳な佇まいの富士山のバックグラウンドが重なり、多くのラリチャレ会場の中でも人気の高いまちです。
セレモニアルスタートを経てまずはすぐにパーク内のSS1の会場に進みました。
昨年も同じペアで好成績を残したSSだけに、今大会も期待のかかる区間です。
前を走るライバルたちが続々と良いタイムを叩き出しているアナウンスが聞こえる中、緊張のスタート。

表彰台に立つことを高らかに宣言するドライバー大野秀昭。さあ結果は如何に…!

上り坂をあえて1速で上り、数あるコーナーも最短で周り切った結果、なんとタイムはクラストップの37.8秒!
今大会も気持ちの良い週末になる予感のするスタートとなりました。
・・・かに思えましたが、なんと裁定はウォータードラムタッチによりミスコース!
30秒以上ものペナルティーが加算されてしまいました。
最初の1コーナーにおいて悔しい判定を受け、地獄のような空気感とともにSS2の会場に向かいます。

リエゾン区間中にファンの方から撮っていただいた奇跡の一枚。富士山が大野・杉浦ペアの荒んだ心を癒してくれる。

次なるSS2はトヨタ自動車の東富士研究所内のテストコースを走らせてもらえるという嬉しいサプライズ!
詳細な言及は避けますが、ドラ・コドラ間での事前の意識統一が上手くできておらず、不甲斐ない8位の結果に沈みました。
この時点での結果は冴えないものの、リエゾン区間でバックに輝く富士山から勇気をもらい、本格的なラリー区間である次なるSS3に向かいました。
このSS3はレッキ後のペースノート作りに最も時間をかけて準備した区間であり気持ちを切り替えて現地に向かっていたところ、またもやトラブル発生!
前を走る車両にクラッシュがあり、途中で引き返すようにとの指示がコドラに飛んで来ます。
まずはドラ・コドラのお二方が無事であることを願いながら、仕方なくサービスパークに戻り車両整備をして次なる指示を待ちます。


車の整備よりも自己の体調の整備状況に懸念が残るメカニック河村拓弥。

しばらく待機した後、なんと午後も復旧が間に合わず、午後はSS4のみ実施して終了という決定を言い渡されました。
安全性と競技成立の双方を考え、どのような意思決定をしても一定の批判を免れない状況で判断をされた運営の皆様、お疲れ様でした。
午前中に冴えない結果を残してしまったGLWペアは既にかなり意気消沈ですが、SS1の判定が覆る一縷の希望に賭けて万全の状態でパーク内SS4の会場に向かいます。
SS4ではライバルチームにコンマ3秒先んじることができれば、表彰台が見えてくる状況です。

最も綿密に打ち合わせをしたSS3を一回も走ることなく終えた大野・杉浦ペア。That’s Life!

先ほどのウォータードラムタッチ判定の記憶が蘇り、二度同じ轍を踏みたくはないもののあまりにも安全なコースを取りすぎても表彰台の可能性が消滅するため、結局攻め続けるという結論に達しました。
1コーナーではSS1よりは多少大回りで進入しましたが、ここはレーサー大野秀昭。
ステアリングをえげつない角度で切り、結局超最短ルートに車を引き戻します。
その後もギリギリを攻め続け、またもクラス内トップの37.4秒!
最短ルート以外レースじゃねえとでも言いたいかのような大野の走りでした・・・。
が、またしてもウォータードラムタッチの判定!
正式な異議申し立てをしたものの覆ることはなく、18秒ほどのペナルティーが加算され、ミスコース扱いの車両の中での渋い戦いとなり、結局全体で9位の結果に沈みました。


不甲斐ない結果を残しても学生には偉そうに強気に出るコ・ドライバー杉浦真吾。

ミスコースに2度もなってしまい良いところがほとんどない週末となりましたが、次回以降は迷子になることなく、ポジティブなレースを展開して行きたいと思います。
また今回は学生のインターン生1名と、指導教官役のイスラエル人エンジニアであるタル ベンアドンも参加してくれました。
次回はRd.5の利府に参加予定です。今後とも応援よろしくお願いいたします!

ラリー現場を堪能するタル ベンアドン。

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GLWについて
GLWは、モビリティー業界において専門技術サービスを提供するビジネスソリューション企業です。
社員一人ひとりの持つ技術力を武器に、受託開発や技術コンサルティング、エンジニア派遣サービスを展開しています。
創業4年目の若い会社ですが、社員数は既に90人を超えており、日本中の自動車メーカーおよびサプライヤーの設計開発業務を支えています。
社員構成上の特徴は、外国籍社員の割合が7割以上である点です。
豊かなダイバーシティと技術力の掛け算で、日本のモビリティー業界を変革に導きます。

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