今シーズンGLW Racing Teamは創業5年目にして初めてGR86/BRZ Cupに参戦。
GLWのGR車両開発部マネージャー兼エースドライバーの岡崎善衛(393号車)がクラブマンシリーズに挑む。
前回は18番グリッドから10番手まで奇跡の追い上げを見せてポイント獲得を果たした。
本戦はより好順位を獲得し、来シーズン以降の希望を見出したい週末だ。

今週末も出走台数が多いためクラブマンシリーズはA組・B組に分かれて予選まで実施される。
【特別スポーツ走行(木曜日・ドライ)】
本日は特別スポーツ走行。1本目でニュータイヤを試す。目標から1秒落ち。
2本目、3本目でセッティングを試すが臨むようなタイムアップはできず。
最終的にはほぼ元のセッティングに直して占有走行に臨むこととした。

【占有走行(金曜日・ドライ)】
朝から日が指すレース日和。朝方は16℃程度まで冷え込むが、日中は半袖でも過ごせる陽気だ。
この日の占有走行は事実上の予選の予選という位置付け。
ライバル各車もニュータイヤを導入し本気のアタックをするため、ここでの順位が週末を通して肝となる。
まずはA組がスタート。前回優勝を果たしたMichell Cheah選手が2:31:5でA組トップの記録を出した。
岡崎は昨日様々トライしたセットの中でスタンダードなセッティングで臨む。
アウトラップ後の2周目からいきなり予選アタック。鈴鹿特有の難しいいセクター1でなんと全体ベスト。
その後スプーンでシフトミスを冒すが、後半はまずまずの内容でB組内3位の2:31:9でフィニッシュ。
その後はロングランの練習を6周ほど行い占有を終えた。
岡崎自身は満足いかない様子だが、その中でも経験と実力を見せつけた格好だ。
翌日の過去最高の予選順位獲得が現実的になってきた。

【予選(土曜日・ドライ)】
これまでと似たような気候のレース日和。朝から忙しく準備を進め、いざ一発勝負の15分へ。
A組トップは99号車の行選手。2位はおなじみMitchell Cheah選手だ。
B組の出走は29台、強力なライバルがひしめく中で上位グリッドを獲得したい。
セッティングは概ね前日の占有通りでコースイン。
前のA組で後半に赤旗が出て途中でセッション終了したことを踏まえ、上位勢も予選開始早々にアタックする模様だ。

車両の合間をなんとか見つけ、無事にクリーンエアで走れるポジションを確保。そのままアタックを開始した。
セクター1, 2と全体ベストを叩き出し順調にタイムを更新するが、途中ヘアピンでスローダウンする車両に引っかかる。
コンマ数秒ロスしてしまうが、それ以外は上手くまとめあげる。最終コーナーを立ち上がり、B組3位を獲得した。結果セクター1は後続車に更新され、セクター2のみ全体ベストを記録した。
B組トップの渡部選手が総合でもポールを獲得したことにより、岡崎は決勝5番グリッドと過去最高の位置でスタートすることとなった。

【決勝(日曜日・ドライ)】
前日の夜に雨が降ったことにより路面が少し湿っている。
どんよりとした雲がサーキットを覆い、前日までの晴天とは裏腹に天候も気になる日曜となった。
前のレースを見ていると、急速に路面は乾き始め、どうやら完全にドライで走れそうだ。
路面温度が前日までよりかなり下がっており、タイヤの内圧の計算が難しいところだ。
多くの社員が応援に駆けつける中で岡崎のモチベーションも最高潮に達する。
過去最高グリッドからスタート。鈴鹿名物の下り坂のホームストレートを駆け降りる。
スタートダッシュは普段ほどのロケットスタートとはならなかったが、悪くない滑り出しを決める。

しかし2コーナーで車両後方に接触を受ける。体制を崩したものの挙動に大きな影響はまだ感じていない。
そのまま1周目の後半に差し掛かったところ後続でスピンがあり、セーフティーカーが導入。
なんとかポジションをキープしたままスローダウン。

1周をセーフティーカー先導で走り、2周目の130Rからレース再開。
トップの渡部選手の巧みなリスタートについて行き、前の車両に並びかけるが、リミッターに当たりオーバーテイクまではできなかった。
そしてここに来て車両の異常が複数判明。路面温度に対して内圧が足りておらず、そして先ほどの接触により右リアのトー角が変わり、曲がらない車になってしまった。
翌3周目で後続にパスされ6番手に後退。ついて行くがジリジリと離され、7番手からのプレッシャーを受ける展開に。
ブロックラインは通らずにクリーンな戦いを制し続け、ポジションを落とさずに走行。

最終ラップではコンマ2秒以内に詰められ裏ストレートに進入。
一番のオーバーテイクポイントであるシケインを切り抜けるが、立ち上がりを失敗。
半ば強引にブロックラインを走り、なんとか6番手を死守した。
得意の決勝で一つポジションを落としてしまったが、上位勢のペナルティーで一つポジションアップをし、過去最高の5番手でレースを終えた。
一気に8ポイントを獲得し、シリーズランキングを12番手まで上げることに成功した。

【ドライバーコメント】
岡崎善衛選手:木曜日は色々試していましたがタイムが出ませんでした。
車両を戻した金曜日の専有で、車両の良いところを見つけ、タイムも戻ってきて少しホッとしました。
あとはドライビング精度を上げて上を目指せる状況になりました。
土曜日はミスしないように落ち着いて入ろうと思っていました。
5%ほど攻めきれないと思うポイントがあり、そこがトップとの差として現れていると思います。
予選全体ではミスなく悪くないグリッドを獲得できて良かったです。
決勝当日はロングの内圧を迷っていました。
良い状態でのロングランをあまりできていませんでしたが、結局木曜日と同じ数値で入りました。
多くの社員が応援に来てくれ良い結果を残したく、逸る気持ちになっていました。
レースが始まってみると序盤は前方に迫れる展開もありましたが、3周目以降はペースが保てませんでした。
車両にダメージがあったものの、前に迫るレースがしたかったです。
課題がある中で最高順位を取れたのはポジティブな材料です。
次戦で今シーズン最後となりますので、表彰台を飾って終わりたいと思います。

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GLWについて
GLWは、モビリティー業界において自動車専門技術サービスを提供するビジネスソリューション企業です。
社員一人ひとりの持つ技術力を武器に、受託開発や技術コンサルティング、エンジニア派遣サービスを展開しています。
創業5年目の若い会社ですが、社員数は既に140人を超えており、日本中の自動車メーカーおよびサプライヤーの設計開発業務を支えています。
社員構成上の特徴は、外国籍社員の割合が7割以上である点です。豊かなダイバーシティと技術力の掛け算で、日本のモビリティー業界を変革に導きます。
GLW Racing Teamは社員チームに拘り、モータースポーツと設計の良いフィードバックループを生み出し、もっと良いクルマづくりに貢献します。
今シーズンはGR86/BRZ Cup、TOYOTA GAZOO Racing Rally Challengeに参戦します。
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