
今シーズンGLW Racing Teamは創業5年目にして初めてGR86/BRZ Cupに参戦。
GLWのGR車両開発部マネージャー兼エースドライバーの岡崎善衛(393号車)がクラブマンシリーズに挑む。
初のシングルフィニッシュを果たした前回大会に続き、出走台数が多い天王山とも言われる本戦で良い結果を残し、弾みをつけたい週末だ。

【練習走行(ドライ・水曜)】
この日は晴れて路面温度も上がり、残暑を感じる陽気となった。
1本目は事前練習のパターン、2本目は秘策セットに変更。
1本目でベストタイムの2:05:7秒台を記録した。秘策のセットアップにしてからは後半にガクっとタイムを落とす形となった。
GT3やインタープロト、VITAのスリック勢による路面変化が大きく、路面温度も上がっていた。
路面変化のせいなのか、セットアップが原因なのかは究明出来ていない。
謎を残したまま翌日以降の走行に臨むこととなった。

【スポーツ走行(ドライ・木曜)】
天気は曇天で26℃前後。路面はドライ。走行日和。
最初の走行はユーズドでアタック開始。2:06:0秒台と周囲のライバル車と比較してもまずまずのスタート。
ただセッション中に様々なセッティング変更を試してみたところ、微妙なフィーリングが続く。
セッティングを決めきるのはまだ先になりそうだ。
2本目、3本目は一部区間にのみ小雨が落ちる天候であったが路面は概ねドライ。
リアのセッティングを一部変更して走ったが、良い数字は得られなかった。
Mitchell選手(338号車)とJordan選手(139号車)に走行についてのヒントをもらいに行ったが、彼らと同じようなタイムは出ず、明日以降にセッティングを決める想定で2日目を終えた。

【占有走行(ハーフウェット・金曜)】
朝から曇天で終始パラパラと小雨が降る天候。
本戦は出走台数が多いため同じクラブマンクラスでもA組とB組に分かれて戦うことに。
本日の占有走行で各車ニュータイヤを投入することが分かり、実質上の予選となりそうだ。
A組の占有走行では路面はドライであったが、B組の番になる頃にはコース全体的に雨が落ち始め、ハーフウェットの路面となった。
試行錯誤する中で一つのセッティングがハマり、一時はB組内3位のタイムを叩き出す。
ベンチマーク先のMitchel選手を一時上回ることができ、良い感触を持って占有を終えた。

【予選(ハーフウェットのちドライ・土曜)】
夜から明け方にかけて雨が降り注いだが朝は曇りまで回復。その後は断続的に小粒の雨が振る程度であった。
チームはウェットでもドライでも対応できるよう万全の準備をして出番を待つ。
まずはA組のアタックが開始。コースではレコードラインのみが乾いている状況だ。
半数は予選開始とともにコースイン、アタックを開始する。
早々にJordan選手が2:05:479を記録しトップに立つ。
残り半分は路面が少しでも乾くのを待ってからコースインするようだ。
ランキング上位者達は予選終了間際にコースインし、ワンアタックに賭ける。
結果ランキングトップの渡部選手(456号車)が2:04:804を記録しA組トップとなった。

我々のB組がその後にアタック。
A組の結果からトラックエボリューションが大きいことを期待し、ほとんどの車両が予選終了5分前程度でコースインする模様。
ポツポツと小雨が降ってきたこともあり、岡崎は予選終了6分ほど前からコースイン。
ランキング3位の松原選手(62号車)が先に2:04:873を記録。
この数字をベンチマークとし、岡崎がアタックを開始。
記録は2:05:072。B組2位を記録する。
しかし走路外走行の可能性があり、そのまま2アタック目に突入。
さすがにタイヤの垂れが大きく、セーフティーに行き過ぎたこともあり結局2:05:704でB組9位に沈んだ。
その結果翌日の決勝グリッドが18位からのスタートとなることが決定した。
ただし同様にタイム抹消を受けるドライバーが続出する中、時間的マージンを残してコースインし、気持ちを切り替えて2アタック目に入ったことはポジティブな材料と言える。
それにより予選落ちを免れ、決勝で巻き返すチャンスを残すことができた。

【決勝(ウェット・日曜)】
決勝当日は朝から雨。足元が悪い中、岡崎の応援に全国各地からレースチーム以外からも多くの社員が駆けつけた。
路面は水の膜が張るほどではないもののウェットコンディションが確定。
出走45台と今シーズン最多の台数の中、中段18番グリッドからスタートする岡崎。

全体がクリーンなスタートの中、岡崎も良い蹴りだしを見せ早々に一台をパス。
中段の混戦に巻き込まれそうになるが、何とかポジションをキープ。
一台がヘアピン手前でコースアウトしている間にポジションアップし16位を奪取。
すぐさまダンロップで1台をパスし15位に浮上。
1周目終盤に差し掛かったところでSCが導入される。

6周目からレース再開。13コーナー手前でインを奪取しスムーズに1台をパス、14番手。
続く7周目では100Rでロックオン。
岡崎にしか見えないラインを通りヘアピン手前でオーバーテイク。
立ち上がりで一時抜き返されるが、11コーナーで再び抜き返し13番手。
また13コーナーで前の車両が膨らんだところを見逃さず、すかさず12番手に上がる。
ホームストレートでも上手くブロックして次のターゲットへ。
再び次の13コーナーで前に並び、ストレートでサイドバイサイド。
見事1コーナーを制しオーバーテイク完了、11番手に出る。
ファイナルラップのストレートでは冷房を切ったことにより、一時フロントガラスが曇る緊急事態。
すぐに解消はしたが2秒ほどのロスになってしまった。
結果11位でフィニッシュしたが1台がペナルティーを受け繰り上がりで10位。
18位スタートから見事ポイントを獲得した。
「雨の岡崎」の異名を体現するかのような見事なオーバーテイクショーを見せた。
次戦の鈴鹿でもきっちりポイントを持ち帰りたいところだ。

また本週末では黒岩唯一選手が出演するテレビ愛知の黒ちゃんねるに取材をしていただいた。
岡崎、代表の大野、監督の佐々木だけでなく、当日応援に集まった社員にもみっちりと話を聞いていただき、会社の雰囲気を感じてもらえた週末であった。
オンエアを楽しみにしたい。

【ドライバーコメント】
岡崎善衛選手:水曜日の一発目を以前の事前練習と同じセットで臨みました。
その後セッティングを大きく変える試みをしてみましたが、それがハマらず模索する2日間でした。
ただこれまでのラウンドとは違い、このセットでは車の挙動がこうなる、というのがある程度分かってきたので、この5戦目にして大分進歩したなという実感があります。
金曜日の占有では2日間トライしたセットに見切りをつけ、今までのセットに寄せみたところ、良いタイムを出すことができました。
予選も調子良く走れましたが、四脱を起こしてしまいました。
2アタック目も気持ちを切り替えて走りましたが、望むようなタイムではありませんでした。
ただこの中段に沈んだことにより、決勝では細かいことを気にせずに開き直ってガンガン行こう、というリラックスした心情になりました。
いきなりの雨でフルウェットの難しいコンディションでしたが、上手くコントロールできて結果ポイント獲得まで漕ぎ着けることができました。
SCでレースが短くなったのは残念でしたが、最終的には良い週末でした。
各地からレースチーム以外の社員も駆けつけてくれ、その声援が励みになりました。

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GLWについて
GLWは、モビリティー業界において自動車専門技術サービスを提供するビジネスソリューション企業です。
社員一人ひとりの持つ技術力を武器に、受託開発や技術コンサルティング、エンジニア派遣サービスを展開しています。
創業5年目の若い会社ですが、社員数は既に130人を超えており、日本中の自動車メーカーおよびサプライヤーの設計開発業務を支えています。
社員構成上の特徴は、外国籍社員の割合が7割以上である点です。豊かなダイバーシティと技術力の掛け算で、日本のモビリティー業界を変革に導きます。
GLW Racing Teamは社員チームに拘り、モータースポーツと設計の良いフィードバックループを生み出し、もっと良いクルマづくりに貢献します。
今シーズンはGR86/BRZ Cup、TOYOTA GAZOO Racing Rally Challengeに参戦します。
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株式会社GLW 人材開発室 室長 杉浦 真吾
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