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レースレポート GR86/BRZ Cup 第4大会 十勝

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今シーズンGLW Racing Teamは創業5年目にして初めてGR86/BRZ Cupに参戦。
新卒社員として2026年4月1日に入社したばかりの竹村寛成(990号車)がプロフェッショナルシリーズに、GLWのGR車両開発部マネージャー兼エースドライバーの岡崎善衛(393号車)がクラブマンシリーズに挑む。
今大会からチーム編成が変更となり、393号車の岡崎のみの出場となった。
一カ月以上空いた後半戦の初戦で好成績を残し、シーズンタイトルを射程圏内に収めたい週末だ。

レースチームのマネージャーとして週末全体の段取りを組む神田

【現地入りまで】
陸送の難しい北海道での開催ということもあり、現地入りまでの段取り力も問われるのが本大会の特徴だ。
遠方のため最少人数でのチーム構成で挑むこととなった。
本州から北海道まで船で移動するルートはいくつかあるが、時間帯と船上時間を減らすために敦賀→苫小牧ルートを選択。本体である積載車とハイエースは8/4(火曜)23:55敦賀港発8/5(水曜)20:30苫小牧東港着にて移動し、その他メンバーは各々羽田やセントレアより北海道入りとなった。

【スポーツ走行(ドライ)】
天気は晴れたり曇ったりを繰り返し、多少気温は高いものの本州よりは涼しく過ごしやすい走行日和。
午前中が貸し切り走行枠、午後からはサーキットが設定する走行枠が設定されていたが、段取り良く午前中の貸し切り枠から参加。
岡崎は十勝スピードウェイ初走行であったため、まずはユーズドタイヤの持ち込みセッティングのまま完熟走行を行い1:36.8を記録した。
感触を確かめながら走行するも途中でミッションブローが発生。丁寧に扱っていたにも関わらず、想定よりも早いブローを経験し、新たな学習となった。予選・決勝中に壊れなかった幸運に感謝しつつミッション交換を行った。
午後の遅い枠での復帰を目指したが、確実なメンテを優先し木曜の走行は見送った。

(左)練習走行で十勝スピードウェイの感覚を確かめる岡崎選手   素早くミッション交換をする田川メカニック(右)

【限定スポーツ走行及び占有走行(ハーフウェット)】
金曜日は朝から雨もパラパラで涼しめの気候に。
2本のスポーツ走行と占有走行1枠に各種手続きが重なる忙しい1日となる予定だった。が、チームとしての弱さを露呈し、朝1本目のスポーツ走行枠に出走できない事態に。ただでさえマイレージの少ない十勝スピードウェイにおいて痛恨のミスを冒し、まだまだ未熟なチーム運営を反省しなければならない。
走行では岡崎が考案したロジックに基づきセッティングを試みるが、NEWタイヤでも1:38台を切ることができない。
新品ミッションの他にも若干の変更点があるものの2秒遅くなる原因が分からないまま占有走行となり、トップと2.2秒差の1:38.735。12番手タイムで占有走行を終了した。

占有走行でタイムの上がらない状況に頭を悩ませる岡崎選手

【予選(ドライ)】
午前は雨予報。12:05から開始されるクラブマン予選時に少しでも雨が残っていればと祈る一同。
残念ながら雨は朝からほとんど降らず、ただ霧雨が断続的に続く天候で、路面はウェットとはならない。
ほぼドライコンディションとなり、自力でタイムを稼ぐしかなくなった。
前日からの不可解なタイムが出ない問題は解決できていないが、ロガーで初日よりロスが大きいコーナーは明確。
落ち着いて”早め減速 早め加速”の方針とし、空気圧のみ若干の補正を行った。
十勝はグラベル巻き上げによる路面悪化のリスクが高いため、予選開始早々のアタック。
占有よりちょうど1秒速い1:37.678。トップと1.6秒差の10番手タイムだった。
占有はユーズドタイヤであったため、問題の解決には至っていないことは明白であった。

岡崎選手の予選を見守る代表の大野

【決勝(ドライ)】
昨日までの高気温も落ち着き、北海道らしい環境に。
決勝は朝9:40から開始のため気温が上がり切ることもなくコンディションは読みやすい。
金曜からのタイムが出い問題の原因は不明なままだが、予選の“早め減速 早め加速“の方針により一部攻め切れていないコーナーがあるのは認識しており、その点のみ修正することとした。
得意のスタートは相変わらずリアクションもトラクションも良い。
相対的にどんどん詰めていくも、十勝は“1コーナーは抜かれてもイン”の方針から10番手のまま走行。
ただレースペースは良く、2周目に1台パスして9番手にポジションアップ。
その後も好ペースを維持し前のバトルを観察しながら作戦を練る中、3周目にはトップのMitchell選手がコースアウトから岡崎の目前に復帰。変にやり合わずに先行させるという冷静な判断が、後の好結果を生み出すことになる。

混戦の中悪くないスタートを決める岡崎選手

Mitchell選手が次々と先行車にプレッシャーをかけ全ての車両がその対応を迫られる状況を上手く利用し、5周目最終コーナー後に完全に先行車のスリップに侵入。
1,2,3コーナーとプレッシャーをかけ続け4コーナーで先行車が軽くフリック、車間が詰まり危うい距離感のところを見事オーバーテイクに成功し8番手に浮上した。
そのままレースは後半に。
先行する7番手とは離されず縮まらずの状況が続く中、先ほどパスした28号車が後方のバトルを制しどんどん詰め寄ってくる。
残り4周は前方へのアタックを諦め、後方からのアタックに対応することとなった。
4周全域にわたってアタックを受け続け、レース実況の稲野さんにも多く取り上げられる中、サイドバイサイドの攻防をなんとか切り抜け、順位を維持しチェッカーとなった。
一貫してクリーンなバトルを展開してくれた28号車には謝意をお伝えしたい。

前後とのバトルを戦い抜く岡崎選手

なおレース中のべストラップは2周目の1:36.951。タイヤも燃料も条件の良い予選よりも0.7秒速いタイムであった。
十勝での経験値が低いとは言え、一発勝負の予選で決勝より遅いタイムを叩き出してしまい、レースウィーク全体としての反省点は大きい。
GLW Racing Teamとして初のシングルフィニッシュとなり岡崎は3戦連続ポイント獲得。シリーズスタンディングも13位に浮上した。
残り3戦でシリーズでもシングル順位を目指したい。
クルマも走行も理解は成熟しつつあるが、レース運びそのものは未熟さが残る。
チーム規模が小さいことも要因ではあるが、一人ひとりの意識で変えられる点は改善していきたい。

決勝での巻き返しを果たした岡崎選手

【ドライバーコメント】
岡崎善衛選手:走行初日、初の十勝をシムでのイメージと擦り合わせながら習熟走行していました。
持ち込み時のタイヤは走行距離の少ないユーズドで、最初のアタックは良い感触でした。
しかしその後は今シーズン初めてのミッションブローに直面しました。
その後の金曜の走行では走らせ方も迷走し、タイムも初日のものを超えられませんでした。
予選も手応え自体は悪くなかったですが、感覚よりタイムは上がらず。初日を上回れませんでした。
走らせ方とタイヤの使い方、セットアップの嚙み合い方が原因でした。
決勝は前回に引き続きスタートの動きをイメージ通りにこなすことができましたが、ポジションアップにはならず。後で見返すと反省点もありました。
その後の展開は良い点もありましたが、課題も見つかりました。
セットアップ時はもっとタイヤが後半まで持つと考えていましたが、実際は想定以上に消耗し、後半でアドバンテージを作れませんでした。
全体としては次回移行に修正すべき点もありますが、順位も少しずつ上げられており、この流れを維持して次もさらに上を目指していきたいです。

GLW社員の期待を双肩に背負う岡崎選手

公式リザルトはこちらからご確認ください。
公式Youtube Liveも合わせてお楽しみください。

GLWについて
GLWは、モビリティー業界において自動車専門技術サービスを提供するビジネスソリューション企業です。
社員一人ひとりの持つ技術力を武器に、受託開発や技術コンサルティング、エンジニア派遣サービスを展開しています。
創業5年目の若い会社ですが、社員数は既に130人を超えており、日本中の自動車メーカーおよびサプライヤーの設計開発業務を支えています。
社員構成上の特徴は、外国籍社員の割合が7割以上である点です。豊かなダイバーシティと技術力の掛け算で、日本のモビリティー業界を変革に導きます。
GLW Racing Teamは社員チームに拘り、モータースポーツと設計の良いフィードバックループを生み出し、もっと良いクルマづくりに貢献します。
今シーズンはGR86/BRZ Cup、TOYOTA GAZOO Racing Rally Challengeに参戦します。

<メディアからのお問合せ先>
株式会社GLW 人材開発室 室長 杉浦 真吾
TEL: 045-900-8393  E-mail: newg-recruit@glw.co.jp