
今シーズンGLW Racing Teamは創業5年目にして初めてGR86/BRZ Cupに参戦。
新卒社員として2026年4月1日に入社したばかりの竹村寛成(990号車)がプロフェッショナルシリーズに、GLWのGR車両開発部マネージャー兼エースドライバーの岡崎善衛(393号車)がクラブマンシリーズに挑む。
両者とも車両の完成度と理解が進み前節よりも順位をあげたいところだが、梅雨の難しいコンディションに対応できるかが勝負どころ。
前半戦の天王山となる本戦で良い結果を残して良い後半戦に持っていきたい週末だ。

【スポーツ走行(ウェット)】
岡山は水曜木曜とGR86/BRZのスポーツ走行枠があり充実した練習枠が確保されている。
新エンジンを搭載した竹村はマイレージを稼ぐために、岡崎はウェットのセットを作るために両者水曜午後に岡山入り。機会を最大限活用することに努めた。
2つの台風が日本列島を襲い目まぐるしく天気予報が変化する中、木曜時点で予選はウェットもしくはハーフウェット程度と見込まれ、ウェットでの走行を重ねた。
岡崎はよりトップとの差が縮まりやすいウェットコンディションであることを願いながらセッティングを変更し、走行も重ねたことで実際にウェットへのアジャストが進んだ。
対する竹村は雨が強く続いた木曜セッション後半、モスエス(3,4,5コーナー)で痛恨のクラッシュ。車両右側をヒットし、前後足回り部品の交換を余儀なくされた。
チームは車両を長野のガレージに戻し修理することを決断、土曜朝一番の車検に間に合わせるよう動くこととなった。

【占有走行(ウェット)】
金曜日も相変わらず雨量は多めで、実質占有走行が2本ずつ。竹村がいない環境で粛々と岡崎はウェット走行を重ねた。
走行1本目では予選B組の中で海外勢に次ぐ3番手タイムを記録。方向性の正しさを確認しつつ、午後の占有走行では試したいことがありアタックせず11番手。
ただ金曜日時点では予選はウェットかドライか不明な状態。またいつの間にか決勝はドライという予報に変わっており、ドライでのパフォーマンスを確かめることなく金曜が終わった。

【予選(ドライ)】
曇天であるものの雨は上がり路面はほんのりと湿っている状況。土曜日は朝からヤリスやポルシェ、予選A組の走行がありレコードラインはほぼ乾いている中での予選に突入した。
クラブマン予選B組の岡崎は走行が後ろになるほど路面改善が進むのは明らかな状況で、前回と異なり予選終盤でのアタックを選択した。
これまで全てウェット路面を想定して練習走行を重ねてきたため、ぶっつけ本番のドライアタックとなったが車両の理解は進んでおり悪くないスタート。しかしコース後半複数のコーナーで痛恨のシフト選択ミス、岡山ドライでの経験の無さが露骨に反映され予選14位という結果となった。
チーム内に蓄積されている岡山ドライのデータも活かしきれなかった。

一方の竹村は土曜日の朝に車両共々ギリギリで岡山入りが間に合った。当然ぶっつけ本番での予選となる。
また予選出走直前に、木曜にヒットした右後ろのダンパーにも不具合があることが発覚、今回は更なる事故を起こさず無事に車両をピットに戻すことに集中し予選は30番手で終えた。

【決勝(ドライ)】
朝方は少し雨がパラパラと降る場面があったが、決勝レースが始まる頃には雨も上がり路面も乾ききった。
先にクラブマンが9:30より決勝スタート。
予選では想定外のドライに苦しめられる場面もあったが、心機一転レースに臨んだ。
得意のスタートで2ポジションアップし、12番手で1周目を終えるとクルマのセットも熟成されており前方にアタックする状況が続く。
3周目では前方の5~7番手が激しくポジションを争っておりバイパーを3ワイドで進入、1台が接触でリタイア。
6周目の最終コーナーで見事に1台をパス、10番手を走行しながら前方をうかがう。
翌7周目は前の3台がバトルとなっている隙をつきダブルヘアピン2個目(ホッブスコーナー)にてインに進入することに成功。
しかしながら相手との接触により順位を戻すこととなった。
シングルフィニッシュが見える展開であったが、接触によりアライメントが狂いそれまでのペースを維持することができず10位のままフィニッシュすることとなった。
2戦連続でのポイント獲得となり、次戦以降の飛躍に大きな期待が持てる内容であった。

続いて11:55からのプロクラス決勝。30グリッドからスタートの竹村はスタートも無理せず1ポジションダウン。
ただしこのポジションでは他のドライバーと比較して竹村のペースが圧倒的に速い。強引なオーバーテイクは避けつつも2台をパスして結果29位フィニッシュ。
最低限の目標であるノーダメージ完走は達成したが、車両を直し次戦以降での挽回を図りたいところだ。

【ドライバーコメント】
岡崎善衛選手:予選/決勝がドライかウェットか分からない中、大きな車のセットアップの方向性確認程度を行い、無理せず練習を重ねました。その中ではまずまずの手応えを感じていました。
予選は週末初めてのドライコンディション、1周で決めなければならない状況の中思うように決められず14位という結果でした。
決勝に向けては何としても前に行くためにスタート後の動きをイメージして臨みました。
ほぼイメージ通りに1周目を決められ2つポジションを上げ、中盤にもオーバーテイクに成功しました。
ところが接触があり足回りにダメージを負った後は挙動が安定せず後ろを守る展開になりました。
そんな中なんとか耐えきり10位となりました。
ポイントは獲得できましたが、もう少し上を目指せたと感じる悔しさがあります。
ただ4位までの集団を視界に最後まで捉えたまま走ることができ、そのペースを体感できたことは次に繋がる経験だったと思います。
竹村寛成選手:レースウィーク中のクラッシュにより車を痛めてしまい、何とかメカニックの協力で予選/決勝に走れるようになりました。
ところが戦えるマシンまで戻すことができず、予選・決勝共に苦しい状況でした。
次戦に向けて少し時間があるので自分自身を見つめ返す時間にしたいと思います。

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GLWについて
GLWは、モビリティー業界において自動車専門技術サービスを提供するビジネスソリューション企業です。
社員一人ひとりの持つ技術力を武器に、受託開発や技術コンサルティング、エンジニア派遣サービスを展開しています。
創業5年目の若い会社ですが、社員数は既に130人を超えており、日本中の自動車メーカーおよびサプライヤーの設計開発業務を支えています。
社員構成上の特徴は、外国籍社員の割合が7割以上である点です。豊かなダイバーシティと技術力の掛け算で、日本のモビリティー業界を変革に導きます。
GLW Racing Teamは社員チームに拘り、モータースポーツと設計の良いフィードバックループを生み出し、もっと良いクルマづくりに貢献します。
今シーズンはGR86/BRZ Cup、TOYOTA GAZOO Racing Rally Challengeに参戦します。
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