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レースレポート GR86/BRZ Cup 第2大会 SUGO

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今シーズンGLW Racing Teamは創業5年目にして初めてGR86/BRZ Cupに参戦。
新卒社員として2026年4月1日に入社したばかりの竹村寛成(990号車)がプロフェッショナルシリーズに、GLWのGR車両開発部マネージャー兼エースドライバーの岡崎善衛(393号車)がクラブマンシリーズに挑む。
竹村寛成は前戦のオートポリスでプロドライバー達と初めて対峙した際の悔しさをバネに好順位を狙う。
岡崎善衛は前戦では予選で苦戦した点を修正し、シングルフィニッシュに手を届かせたい。

曇天のSUGOに悩まされるGLWチームのメンバー

【スポーツ走行(ドライ)】
竹村・岡崎の両ドライバーはメカニックやエンジニアとともに5/14(木)からSUGO入り。
この日は予報に反して曇天。雨は降らずトラックは綺麗で路面温度も低くタイムが出やすい環境。ただし土日は快晴で気温が上がることが予想されるため、セッティングが難しい状況。
前の週に一度練習で訪れたが、各3セッションずつ占有で走れるこのスポーツ走行でも国内最大級の大きな高低差やテクニカルな連続コーナーなど、コースを理解するのに役立てたいところ。
岡崎はまだクルマの理解が進んでいないため、プリを掛けたり抜いたり減衰を掛けたり抜いたり、試行錯誤が続く中、セッションごとに0.5秒ずつタイムアップしていく。
対する竹村は週末に気温路温が上がる前提で予選決勝想定のセッティングの煮詰めが続く。タイムは想定よりも低く出ているが修正できるかが今後の鍵となる模様だ。

限られた占有走行でセッティングを確認する竹村選手

【占有走行(ドライ)】
翌日の5/15(金)は予報通り朝から快晴。ただし気温はそれほど上昇しない。
併催レースとの兼ね合い上1本ずつのみのセッションだった。
岡崎は前日からのセッティングの試行錯誤を継続しており、決めたセットで1分39秒台を目指す。結果1’40.464がベストタイムでトップとは1.311秒差の13位。一発で決めきれず悩みは深まる一方のセッションとなった。
竹村は予選想定のNEWタイヤで臨み、1周目に1’35. 739を記録。ターゲットには届かなかったが方向性を確認できた。
なお小林利徠斗選手が唯一の34秒台をたたき出し、本セッショントップだった。

いち早く予選アタックに入る岡崎選手

【予選(ドライ)】
予報通りの快晴で前日までの寒さを全く感じさせない初夏並みの陽気となり、予選スタートが13:30からということもあり気温も路温もぐんぐん上昇。
クラブマンの岡崎はレースウィーク一貫してタイムの最大化よりも自分のベストを更新することに注力。
路面改善やスリップを考慮せず一番初めに出走することを選択し、先頭でスタート。果敢にアタックを慣行したが、タイムは1’40.279で残念ながら目標の39秒台に届かず。
ところが残り時間11:53時点で赤旗が発生。コースの約1/3にオイルが撒き散らされコースコンディションが大幅に悪化し、岡崎が一時4番手となる。
しかしながら有力選手はコンディション悪化をものともせず次々と39秒台を獲得。結果としてトップと0.498差の8位となった。

一時4位に踊り出る岡崎選手

プロクラスは元々14:10から予選だったもののクラブマンの赤旗の影響で16:00からの予選開始となった。気温、路温とも下降をはじめ、より難しい環境に。
竹村はプロクラス2戦目となり王道の出走を遅らせる作戦に。20台以上がアタックを終了させた残り1分強の時点で1’35.222と9番手。
最終アタック組2台に抜かれるもトップと0.557秒差の11番手につけた。
完全なイコールコンディション下でのグリッド獲得で、決勝でのプロドライバーの追い上げが怖いポジションであるものの、クルマもドライバーもプロクラスで十分通用することを印象付けた。


天候は再び快晴で前日よりもさらに暑い。暑熱順化もままならない5月の陽気に対応できるかも鍵となりそうだ。
クラブマンの岡崎はクルマの理解をより深める場と割り切り、予選から変更なしで挑む。
スタートを見事に決め7番手に浮上、もその後はじりじりと上位陣から離される辛い展開に。 曲がらないクルマで全てのコーナーで後ろから煽られる展開が続く。特に最終コーナーからの立ち上がりはトラクションを掛けられるタイミングがワンテンポ遅く、ほとんどの周回において1コーナーで並ばれる展開に。
終始「無理にブロックせず、無理にアタックせず」の方針を貫き、ペースは圧倒的に遅いものの相応にレースをコントロールし周回を重ねていく。
結果計4台に抜かれ11番手でフィニッシュ。現状のクルマ相当の着順となった。
レース終了後、上位車両に4脱ペナルティ車両があり正式結果は10位。
結果論としてレース後ペナルティが続出しており、その意味でも抑制した走りは好結果を生みだした。
岡崎は参戦2戦目で初ポイントとなり、予選も決勝も幸運をひき寄せた形となった。

多くのプロドライバーを押しのけて11番グリッドからスタートする竹村選手

続けてプロクラスの竹村。14:04スタート進行と気温はピーク。決勝ペースはBS勢が若干有利かと思われる。
11番グリッドからスタートするもやはりプロの圧は強い。
ペースは遜色ないが複数のプロからのアタックを受け1周目終了時点で14位に後退。上位陣が落ち着いても中盤以降はバトルが続く。
3周目に一時13位に浮上するが、その後4コーナーの進入で小林選手の見事なパッシング、真後ろを走っていた佐藤選手にも抜かれることで15位となった。
そこからも常に前後からのプレッシャーを受けながら耐えきり、順位をキープして15位フィニッシュ。
チェッカー後6台の車両に走路外走行のペナルティが発出され、竹村も20秒ペナルティ、正式結果は26位となった。
ペース的には十分戦えることは分かったが、レース中常にさらされるプロからのプレッシャーを跳ね除け、隙あらばアタックするバトル力向上が課題として明確になったレースであった。

【ドライバーコメント】
岡崎善衛選手:前回13位と言う結果だったので、今回の目標はポイント獲得でした。
木曜から金曜にかけてタイムは上り調子でしたが、車の挙動として終始アンダーで、なかなか満足するところまでいきませんでした。ただ予選に向けては上手くハマれば行けそうな手応えも感じていました。
予選では集団の影響を受けず自分の走りに集中するため、オープンと同時に先頭でコースイン。満足の行くアタックではなかったですが、これまでの自己ベストは更新しました。
結果8位で予選を終えられたのは好材料でした。
決勝ではスタートをそこそこ決められ、2コーナーまでに1台パス。その後は後ろから迫られる苦しい展開でした。アンダーが強くバトルには厳しい車でした。
最終的には4台に抜かれ11位でフィニッシュ。ただ前の車両のペナルティにより正式結果は10位となり辛くもポイントを取ることができました。
次回はもっと上を目指し、ランキングを意識できる位置でレースしたいです。

竹村寛成選手: 練習走行でセットアップを詰めて行く中では、同タイヤメーカーのトップ選手にはとても敵わないタイムしか出ず、正解の出ない日が続きました。そんな中予選では微妙な流れを切るような一発タイムを出すことが出来、ひとまずポイント獲得まであと一歩のところまで来られた安心感を得ました。
決勝はDL(ダンロップ)勢のペースが落ちることを見込んで中盤~後半戦に持ち込む算段でしたがブロックをこじ開けられず、ペースはあったものの後方に呑まれてしまいました。
前大会から予選一発の速さを高める練習をしてきたので、その結果がこうしてリザルトに残ったのが嬉しいところです。
その反面決勝ではプロ選手との戦いで自分の引き出しの少なさに未熟さを感じたので、その点を次戦に向けて改善していきます。トラックリミットにも気を付けます。

公式Youtube Liveも配信されていますので、こちらもご覧ください。

GLWについて
GLWは、モビリティー業界において自動車専門技術サービスを提供するビジネスソリューション企業です。
社員一人ひとりの持つ技術力を武器に、受託開発や技術コンサルティング、エンジニア派遣サービスを展開しています。
創業5年目の若い会社ですが、社員数は既に130人を超えており、日本中の自動車メーカーおよびサプライヤーの設計開発業務を支えています。
社員構成上の特徴は、外国籍社員の割合が7割以上である点です。豊かなダイバーシティと技術力の掛け算で、日本のモビリティー業界を変革に導きます。
GLW Racing Teamは社員チームに拘り、モータースポーツと設計の良いフィードバックループを生み出し、もっと良いクルマづくりに貢献します。
今シーズンはGR86/BRZ Cup、TOYOTA GAZOO Racing Rally Challengeに参戦します。

<メディアからのお問合せ先>
株式会社GLW 海外戦略部/人事部 シニアリーダー 杉浦 真吾
TEL: 045-900-8393  E-mail: newg-recruit@glw.co.jp