【レースレポート】TOYOTA GAZOO Racing Rally Challenge第12戦

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10/26-10/27に富山県にて開催されたTOYOTA GAZOO Racing Rally Challenge第12戦 高岡 万葉にGLWレーシングチームが参戦しました!
高岡市とその周辺も令和6年能登半島地震による大きな被害を受けた地域の一つであり、県内最大の震度5強を観測し約5,400棟もの住宅が半壊や一部破損等の影響を受け、重症者も出る状況でした。
そのため今回のラウンドは「能登半島地震復興ラリー」と名付けられ、また「がんばろう高岡!!」というキャッチフレーズが運営者や参加エントラントの間でも盛んに語り継がれ、地域のために何ができるかを関係者全員が考え続けながらレースを行う週末となりました。

震災被害に苦しむ中、開催に踏み切った経緯と胸中を語る高岡市の角田市長

前回初の表彰台を獲得したびわ湖 高島ラウンドから2週間、4ヶ月ぶりにGLW代表の大野がドライバーとして復帰し、ラリーの感覚を取り戻すためのアジャストが求められるレースウィークでした。
ドライバーは代表の大野秀昭、そしてコ・ドライバーは前回同様、神田亜季の体制で臨みました。
レギュラーシーズンとしては最終戦となる今大会、来シーズンへの希望に繋がる良い結果を残したいところでしたが、最終的には14台中10位、非常に厳しい内容を突きつけられる週末となりました。

国宝の勝興寺からスタートするGLWのVitz

ドライバーの大野はラリチャレの出走が4ヶ月ぶりであったこともあり、夏のK4GPやロードスターパーティーレースに出走するなどし、レース感覚を失わないよう調整を続けてきました。
しかしながらサーキットでの走行とは環境が大きく異なるのがラリーという競技。手応えは小さくなかったものの、思うようなタイムに結びつけることが難しいレースでした。

SS6で順位を上げる大野・神田ペア

SS1,2,4,5は完全ターマックかつ上り勾配の路面であったため、ほぼ前回同様のセッティングで臨みましたが、SS3とSS6は利府ラウンドを彷彿とさせるようなグラベル路面でした。
SS1, SS2で10位代の結果で意気消沈していましたが、全く異なるドライビングが求められるSS3では6位とわずかに順位を上げることができました。午後のSS4~SS6ではわずかに雨が降り路面がウェットになる中、ウェット路面での経験が豊富な大野には追い風かと思われましたが、思うようにタイムを伸ばすことはできませんでした。
全体としてラリーという競技の難しさを改めて痛感するレースウィークでしたが、グラベル区間での順位を多少上げることができたことは、今回の数少ないポジティブな要素でした。

メカニック体験の傍ら、イベントエリアでTGRグッズを爆買いするインターン学生

また今回は学生のインターン生2人も参加してくれました!
メカニック業務を体験するとともに、イベントエリアも含めてラリーチャレンジという環境全体を楽しんでくれたようで何よりです。
今回の高岡 万葉ラウンドで2024年のレギュラーシーズンは終了となります。
次回11/30~12/1の特別戦 豊田ラウンドに出場できるかはまだ分かりませんが、出場できた暁には今回の反省を活かしてより良い結果を残せるよう準備をしていきます。
改めてこのような難しいタイミングで高岡 万葉ラウンドの開催に踏み切って下さった角田市長および行政の皆様、TGRの皆様、関係者の皆様全員に心より感謝申し上げます。
レース後の振り返りをする大野ドライバーと優しく受け止める佐々木総監督

GLWについて
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社員一人ひとりの持つ技術力を武器に、受託開発や技術コンサルティング、エンジニア派遣サービスを展開しています。
創業3年目の若い会社ですが、社員数は既に90人を超えており、日本中の自動車メーカーおよびサプライヤーの設計開発業務を支えています。
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株式会社GLW 海外戦略部/人事部 シニアリーダー 杉浦 真吾
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