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レースレポート GR86/BRZ Cup 第1大会 オートポリス

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今シーズンGLW Racing Teamは創業5年目にして初めてGR86/BRZ Cupに参戦。
新卒社員として2026年4月1日に入社したばかりの竹村寛成(990号車)がプロフェッショナルシリーズに、GLWのGR車両開発部マネージャー兼エースドライバーの岡崎善衛(393号車)がクラブマンシリーズに挑む。
竹村寛成はカートを経て2022年にTOYOTA GAZOO Racing Yaris Cupからワンメイクレースに参戦を開始。
2024年からはGR86/BRZ Cupに参戦し、昨年2025年シーズンもGR86/BRZ CupクラブマンシリーズにKR concepts(車両名: デジタルランド/日本自動車大学校 GR86)から継続参戦し年間ランキング3位を獲得した実力者で、当社への就職を機に満を持して今シーズンはプロフェッショナルシリーズに参戦しプロドライバー達としのぎを削る。
岡崎善衛は2010年からスーパーFJもてぎシリーズに参戦、以降全日本F3選手権やスーパー耐久シリーズに参戦してきた経歴を持つ。
サーキットでのシリーズフル参戦は4年ぶりとなるが、豊富な経験やラリー、モトクロスなど別カテゴリーに参戦してきた知識も活かして好順位を狙う。
両者ともに平日はスポーツ車両開発エンジニアとして勤務する傍ら土日はレース活動に勤しみ、今シーズンはGR86/BRZ Cupにフル参戦する。

【練習走行(ドライ)】
竹村・岡崎の両ドライバーはメカニックやエンジニアとともに4/2(木)からオートポリス入り。
両名とも初めてのシリーズへの参戦にも関わらず、臨場感を持ちながらもリラックスした表情で練習走行を行った。
4/2(木)、4/3(金)は桜も開花しはじめ、春の木漏れ日を感じる晴れやかな天候のもと、ドライコンディションで気持ち良く大分のサーキットを駆け抜けた。
国内で最もタイヤに厳しいと言われるオートポリスにて、車のセッティングを確かめる時間を有意義に使用した。

練習走行でタイヤ内圧セッティングを確認する竹村選手とメカニック

【特別スポーツ走行(ウェット)】
前日の4/4(土)は特別スポーツ走行の日だった。
朝からの大雨により気温もぐっと下がり、路面も完全にウェットの環境に。
雨天のレースが得意な岡崎、苦手意識のある竹村ともに走行に出るが、竹村は雨の路面にタイヤを奪われスピン。
クラッシュパッドに当たったものの、車両にダメージは残さなかった。

【占有走行(ウェット)】
午後の占有走行は濃霧により中止となり、両者とも走行が叶わなかった。

予選前に岡崎選手のコンディションを確認する佐々木良典監督

【予選(ダンプ)】
昨日の雨とは裏腹に気持ちの良い朝の陽ざしが、阿蘇の山中に位置するオートポリスの牧歌的な雰囲気を際立たせる4/5(日)の早朝、気温18℃、セミウェットの環境の中予選がスタートした。
まずはクラブマンシリーズの岡崎が出走。
慎重にタイヤを温めて数週周り、アタックを開始。
フリー走行から少しずつタイムを詰めてきていったが、急遽換装した新しいLSDや慣れないダンプコンディションに苦戦し、攻め切ることができず13位にてフィニッシュ。
2分13秒435とタイムは自己ベストを出しており、もう少し上げられる手ごたえがあっただけに悔いの残る結果となった。
次にプロフェッショナルシリーズの竹村が出走。
岡崎が予選で苦戦した内容なども活かして良いタイムを出したいところ。
クラブマンの予選から数十分しか経過していないにも関わらず刻一刻と乾いていく路面にアジャストすることも求められた。
少しでも路面状態が良くなることを狙うプロドライバーたちが前半全くピットを離れず、予選時間も折り返しになる頃にようやく一部のドライバーがコースインするも、大半がチェッカーが振られるタイミングにすべてを賭けてアタックに入る状況。
竹村は中盤あたりでスタートし、アタックに入る。
その後アタック中の車両にラインを譲った車両が雨でスリップし、後続の車両とクラッシュ。
イエローフラッグが振られる展開に。
このような混乱の中竹村はギリギリアタックし切り2分08秒355をマーク。
残念ながら自己ベスト更新とはならず18位フィニッシュとなった。
後方にはイエローフラッグが提示されている中で十分な減速を果たしていなかったということでタイムが抹消されてしまったプロドライバーが多数控える、不気味なグリッド順となる模様だ。

悔しさを隠せない竹村選手に対して労いの言葉をかける上司の岡崎選手

【決勝(ドライ)】
午後になり天候も急速に回復し気温22℃、路面も完全ドライという環境の中、クラブマンシリーズの決勝がスタート。
13番グリッドという全体のど真ん中での出走であり、混戦が予想された。
同カテゴリー最初のスタートはまずまず、スタート順位通り1コーナーを通過。
1周目に1台をパスしその後も常に前に仕掛けていったが、中盤で今までなかったABSの作動がありオーバーランしたところ、後ろに抜かれ元の順位に逆戻り。
結局その順位のままチェッカーを受けることとなった。

出走前にチームと最終チェックをする竹村選手

プロフェッショナルシリーズでは予選の後にトラブルの影響で3台がリタイアを表明し、グリッドには27台が並んだ。
竹村選手は1台繰り上がり17番グリッドでスタート。
スタート自体は悪くなかったものの、後方から猛追するBRZ勢を中心とする大物プロドライバー達の圧に押され、1周目で20番台に大きく順位を落とす。
2周目以降は293号車の岡本大地選手が後方につける中でディフェンスを強いられ、前方車両を追うことに集中できない状況が続く。
2周は順位を守りきったものの、4周目でコントロールを失った隙を突かれパスされる。
次のラップで1台は抜くことができ6周目以降の後半戦に期待がかかる展開だったが、最終コーナーで白煙を上げて止まった車両の消火作業のためセーフティカーが導入される。
結局レースはセーフティカー先導のままチェッカーとなり、不完全燃焼の1戦目となった。

多くのプロドライバー達の圧と戦う竹村選手

【ドライバーコメント】
岡崎善衛選手: 予選の1発のタイムを上げることが決勝の順位に大きく左右するので、これは次の課題としたいです。
本カテゴリーでの経験値が圧倒的に足りていない初戦でメカニックとの試行錯誤、新セッティング、雨のレースなど多くの経験ができ、久しぶりのレースは得るものも多く、早く次戦を走りたいという前向きな気持ちになっています。

竹村寛成選手: 昨年まで出走していたクラブマンシリーズとのギャップに終始驚かされる週末でした。
決勝ではプロドライバー達に抜かれる場面もあったものの、互角にやり合えたタイミングも多く、逆に自信にも繋がりました。
自分自信の不用意なミスで順位を落としてしまった箇所もありますが、丁寧に練習を重ねて冷静さを保てれば挽回できると思っています。
明日から新入社員研修に参加しますので、本業でも良い自動車設計エンジニアになれるよう頑張ります。

決勝前に心を落ち着かせる岡崎選手と大野秀昭代表取締役

クラブマンシリーズの公式結果についてはこちらをご覧ください。
プロフェッショナルシリーズの公式結果についてはこちらをご覧ください。
公式Youtube Liveも配信されています。

GLWについて
GLWは、モビリティー業界において自動車専門技術サービスを提供するビジネスソリューション企業です。
社員一人ひとりの持つ技術力を武器に、受託開発や技術コンサルティング、エンジニア派遣サービスを展開しています。
創業5年目の若い会社ですが、社員数は既に130人を超えており、日本中の自動車メーカーおよびサプライヤーの設計開発業務を支えています。
社員構成上の特徴は、外国籍社員の割合が7割以上である点です。豊かなダイバーシティと技術力の掛け算で、日本のモビリティー業界を変革に導きます。
GLW Racing Teamは社員チームに拘り、モータースポーツと設計の良いフィードバックループを生み出し、もっと良いクルマづくりに貢献します。
今シーズンはGR86/BRZ Cup、TOYOTA GAZOO Racing Rally Challengeに参戦します。

<メディアからのお問合せ先>
株式会社GLW 海外戦略部/人事部 シニアリーダー 杉浦 真吾
TEL: 045-900-8393  E-mail: newg-recruit@glw.co.jp